富士宮で新築・注文住宅・リフォームは『空間工房匠屋』へご相談ください。

こんにちは！遠藤です！　リフォームといえばいいのか、再生といえばいいのか悩ましいところですが面白い工事を紹介いたします！

お客様から床が沈むので直したいと言う連絡がありました。感覚は人それぞれですが、私は歩くと沈む感覚になる程度だと考え現場調査に向かい現場を見てビックリしました！状態を見ると沈むというより下地が腐っていて床が落ちる寸前でした。そしてお客様の話を聞くと今の見た目やお家の雰囲気を変えずに普通に歩けるようになりたいとの事でしたので今ある床板を再利用して下地を作り直す方法での工事です！

写真は解体時の様子です。

今ある床板の順番で並べないと不自然な隙間や入らないという事があるので解体しながら番号をつけてその通りに復旧するという手順です。写真で見るとわかりますが、今の床板とは違い丸太を根太の位置だけ高さを合わせて欠いているだけの板なのでなにをするにしても普通ではありません。また、　築100年近いお家を何代かでリフォームしてある為作り方所々違います。今の製品のような四角い材料はほぼ無く、丸太を割ったものを下地としているところがほとんどです。　多分床板も貼りながら加工していったのかな？と思うほど場所場所で寸法が違います。　下地を作ってバタバタと床板を貼れる仕事ではなく、下地を作ったら床板の高さを見て一枚一枚調整しながら貼るという仕事になりました。　お客様は興味津々で時には一緒に作業することもありました😃　思い出がたくさん詰まったお家ですね。　新しく作る事だけが正解ではないと教えてくれた工事となりました。

ちなみに完了した写真です↓

床張りと建具の調整、敷居の調整、高さの調整をして全て調子良くさせるという面白い工事でした。