n様造作
こんにちは、大工のけいいっちゃんです。
N様新築現場大工工事ものが終盤に入りました。先週はひたすら造作棚、家具などを集中して行いました。
一つ目は脱衣室の天井までの造作棚です。
まずは側板をを床から天井までのピッタリの長さに切ります。これがなかなか難しく床、壁、天井と木造なので多少材木の曲がりがあり板を90度に切っても1〜3ミリ程度キツかったり隙間が開いてしまうので、床、壁天井の多少の歪みを把握して板をカットします。
次に固定棚をつけるために板より髪の毛2本くらい小さめにはめ込みの仕口大入れ継(階段の段板を取り付けるのと同じ)を作ります。
壁に固定するのに、その仕口穴からビスで止めますその時油性接着剤望月併用します。
その後、棚板をはめ込みまた次の側板仕口ニュー入る板の木口にビスです固定します。こうすることで組み立てた時に正面にビスや釘が見えなくなりまた組み立てた終わった時には、家と一体化で絶対に倒れることもなくなります。
また、固定棚もはめ込みしていますので、人が踏み台の様に乗ってもびくともしません。
次に、開閉出来る窓の下の棚です。この窓は手の届かない高さなので、窓を開閉するための鎖がついています。
よく階段の吹き抜けの高いところなどに使う窓で手が届かなくても開閉出来るための鎖です。
棚を設置するとその鎖が、棚が邪魔して使えなくなるのですが、匠屋の工夫で棚板に鎖が通る穴を開けてまた木の素材のままだと鎖を使用して何回も擦り続けると穴が痛むので、家具やテーブルに使う配線用のキャップを使用しています。脱着可能なので、もしこのカバーが傷んでもまた新しいものに交換が容易にできます。
ちなみにこの穴を開けるのもなかなか難しく、実際に鎖を垂らし壁からの離れと棚板の巾の中心からの寸法を正確ニュー図リ開口穴を開けます。鎖は、重力に引っ張られて必ず垂直になりますので、少しでも穴がズレると垂らしているだけで鎖で窓の開閉が、より開口穴に擦れて開閉作業が容易にはならなくなります。
次に、バタフライテーブルです。
以前匠屋の新築でも私が完全木製で、製作しましたが
材料と造作手間がかなりかかります。高級テーブルになってしまいます。
今回は、匠屋設計担当の方が新しい斬新でモダンな金物を探してくれて、今回初めてのバタフライテーブルを製作しました。テーブルの上げ下げも簡単にでき、また木製バタフライテーブルより1/5の材料で制作できるので軽くできます。足元もスッキリしてモダンな仕上がりになりました。
ただ私もこの金物は初めて施工しましたので、意外と調整に四苦八苦しました。
なんせ、説明書も何もないので、取り付けは簡単に出来るのですが、上げ下げで金物が少しでもズレているとスムーズニュー動かなくなんとか金物を調整できる様に改造して、また取り付け、調整方法も自分なりにマニュアルが出来ました。
それさえ分かれば簡単に取り付けできます。
今回はお子様用机ですが、対面キッチン野村カウンター屋ウッドデッキのフェンスにつければ、デッキで飲食する時のテーブルや今当たり前になりつつあるテレワークを天気の良い日はデッキでテーブルをわざわざ置かずに簡単にパチンと上げるだけと考えようなよっては様々使いますね。
ところで、今回紹介した造作棚、テーブル原この後塗装職人が着色して完成します。塗装するとまた雰囲気が変わりますね。
大工職人のこの様な技もアップしていきますので楽しみにしてくださいね。
-
1.匠屋の想い
一緒にご飯を食べ、お風呂に入り、会話をし、思い出を作る。そんな暖かい生活の場が『家』だと考えます。10の家族がいれば、10の生活がある。ひとつひとつの家族のライフスタイルに合った家づくり、『終の棲家』を建てる本当の建築を目指します!
-
2.自然素材
日本が世界に誇れるもの。それは伝統に根付いた「自然との共生」を土台にした環境への取り組みです。匠屋では自然材をふんだんに使った家づくりをご提案いたします。自然にも身体にも優しい素材で、皆様の未来を優しく包み込みむのです。
-
3.熟練の職人
素晴らしい技術を持つ職人さん、最高の素材を提供してくれる業者さん、そして匠屋で家を建てられたお施主さん。
思いをこめた家づくりを、空間工房匠屋と一緒に行う人々の事です。